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1940年代は、まさにメガネの黄金時代。戦火に包まれた日本とイタリアを除く欧米諸国では、メガネは劇的な変化を遂げ、機能性一辺倒だったメガネはファッションアイテムへと華麗に変貌を遂げたのです。

女性用メガネの進化は特に目覚ましく、フランスとアメリカではキャットアイ型フレームが誕生。アメリカではティアドロップ型サングラスも登場し、瞬く間に人気を博しました。

これらのフレームには、アルミニウム、酢酸セルロース、パステルカラーのパースペックスなど、それまでにはなかった素材が使用されました。1930年代からフランスで登場していたプラスチック製フレームは、1940年代にラインストーンや様々な色柄を取り入れることで、さらに華やかさを増していきます。

アメリカ生まれのティアドロップ型サングラスは、そのクールな見た目と**「軍用」**という背景から、戦後に国民から圧倒的な支持を得ました。ダグラス・マッカーサー将軍をはじめ、多くの著名人が着用したことで、世界中にその人気が広まり、サングラスの元祖として今日まで続くことになります。

1940年代後半になると、メガネ店は主要都市に次々とオープン。デザイナーやメーカーはフレームを宝石のように扱い、女性たちの心を掴みました。凝った装飾や配色で、メガネは**「宝石のように身に付けるきらびやかなアクセサリー」**へと進化を遂げたのです。

戦後の復興と女性の社会進出を背景に、メガネはファッションアイテムとして確固たる地位を築き上げました。その華麗な進化は、現代のメガネにも受け継がれており、1940年代のメガネの歴史を知ることは、現代のメガネ文化を理解する上で欠かせません。

ふみ
ふみ

今では当たり前になったサングラスも、1940年代に誕生したんだよ!

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