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1950年代~1960年代は、メガネにとって大きな転換期となりました。

日本では、アメリカやフランスとは異なり、機能性が重視されました。

ラウンド型だけでなく、ボストン型、ウェリントン型、ティアドロップ型など、徐々にデザインの幅が広がり始めましたが、セルロイド製が主流で、高価な高級品でした。

女性用フレームも少しずつ作られるようになりましたが、男性用と比べて種類は少なく装飾も控えめでした。

欧米諸国では、1940年代からすでにファッションアイテムとして地位を確立していました。

マリリン・モンローオードリー・ヘップバーンなど、著名な女優がメガネを着用したことで、女性のファッションアイテムとしての地位が確固たるものとなりました。

男性も、スティーブ・マックイーンのように、サングラスを個性を演出するアイテムとして愛用していました。

素材も、日本とは異なり、アセテートニッケル合金アルミニウムなどが使用されました。

アメリカでは、第二次世界大戦の影響でアルミニウム製のフレームが流行しました。

1969年には、プラスチック製レンズ新素材オプチルが開発されました。

これらの発明により、1970年代以降、メガネはファッションアイテムとして飛躍的に進歩していくこととなります。

以下、1950年代~1960年代のメガネの特徴を詳しくご紹介します。

日本

  • 男性用・女性用ともにセルロイド製が主流
  • 機能性が重視
  • デザインはラウンド型が中心
  • 女性用フレームは種類が少なく、装飾も控えめ
  • 高価な高級品

欧米諸国

  • 女性用メガネはすでにファッションアイテム
  • キャットアイ型が流行
  • 装飾が凝ったものが多い
  • レンズサイズは小さめ
  • 素材はアセテート、ニッケル合金、アルミニウムなど
  • アメリカではアルミニウム製フレームが流行
こかぶ
こかぶ

日本ではまだメガネは機能性重視だったんだね。

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